うつ病の家族への支援について。もしかして家族が本人の力を奪っている?!

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うつ病の時期による関わり方の違い

うつ病(従来からある大うつ病)になった時は、「休む」ということがとても重要です。

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特にうつ病のなり始めや最も症状の重い時は、とにかく本人がゆったり休める(休む=寝るというわけではない)ように周りの人の配慮が大切です。
回復を急かすことなくいたわり、ストレスの少ない環境でゆったりと過ごせるようにサポートしていくことが家族や身近な人にできる大切な役割だと思います。

また、回復の兆しが見えてきた段階でもやはり焦りは禁物で、決して無理はさせずに見守っていくことが大切になります。

うつ病になっている本人がこれまでしていた役割を家族が代わることも必要になるかもしれないし、身の回りのことを支援していく必要も出てきます。

ただ、ある程度落ち着いた時期になってくると、思いやる気持ちは大切にしつつも甘やかしにならないように接することは必要なんですよね。

でもそのさじ加減が結構難しいんです(^^;)

うつ病の状態でいる方が良いと思ってしまうことがある?!

それなりに状態が落ち着いてきた段階で過度に気を遣ってあれこれしてあげたり肯定しすぎると、「病気でいる方が楽」という状態になることがあるということは、よく専門書でも見かけます。

「治りたい」「しんどい」と言いながらも、内心ではこのまま治らず過ごしている方が都合が良いという場合があるんですね。しんどくて苦しいけれど、うつ病でいる間は目の前の世界を狭くすることができて、現実の問題を先送りにできるというメリットもあります。

もちろんこれは全員に当てはまる事ではありません。ですが母やうつ病の患者様に関わっていると時に正直感じる時はありました。

しんどいのは間違いなくしんどいのだと思います。これは経験した人にしか分からないものだと思います。

でも、同時に今の状態ままの方が「都合が良い」という想いも少なからず持っているのかもしれません。

ですから家族は、本人が「治りたい」という気持ちを失わずゆったりと本人に無理のないペースで回復へと向かっていけるよう、いたわりつつも適切な距離を保って見守っていくことが必要ですね。

家族がうつ病になっている本人の力を奪っている?

今振り返ると私たち家族は、うつ病になった母が自分で何かをする機会を知らず知らずに奪ってしまっていたなぁと思うところがあります。

母は1年半ほど入院した後に退院しました。

退院の頃には精神状態はかなり落ち着きましたが、家事をするには気力も体力も追いつかず日中は寝ていることが多かったです。

それでも近くのスーパーで買ったお惣菜を皿に盛り付けたものですが夕食の用意はしてくれていました。

私も母が入院中に家事がある程度できるようになり、料理も好きだったので、母がしんどくないように学校から帰宅後や休日には料理や洗濯など家事をしていました(掃除は苦手でしたが・・・)。

そのうち私は看護師になり、父は定年退職を迎えました。

その頃から父親もおぼつかないながらも少しずつ料理や掃除などするようになり、気付いたら私と父が交代で家事をするようになっていました。

次第に、かつては母のお城だった台所も母が使うことはほとんどなくなりました。

母が何かしようとしても代わりにやってあげたりしていました。

そしてやり過ぎていました・・・。

母が自ら自然に何かしようとしていたことも取り上げてやってしまっていたんです。

もちろん私も父も悪気は一切なくて、むしろ母の為に良かれと思ってやっていたことです。

母の行動はゆっくりで気になる点も多々ありますが、一緒になら出来ることもたくさんありました。

でも、私も父も忙しく動き回ることはそれほど苦ではなく、大変だろうからと思って母の身の回りのこともあれこれとやっているうちに、気がついたら母が自分で何かをするという機会がどんどん減っていたのです。

そんなある時母が「私は不要な存在。居候」などと言い出しました。

自分に役割がなく、存在価値がないように感じてしまったようなのです。。。

ですが、私も父もそんなつもりは全くなくて、母が笑ってくれていればそれで幸せだと思っていました。

そして母がしんどくないように出来ることはしようと思っていただけなのです(-_-;)

でも母からすると「何もできない自分は不要な人物」と思ってしまったのですね。

しんどいし本当にできないけれど、何もしていないということに後ろめたいような気持ちもあったのだと思います。

私も父も母をちゃんと理解しようとせず、自分たちのペースで物事を進めてしまい、母に出来ることを少しずつ奪ってしまっていました。

そのことに気が付いたのはもう何年も経ってからです(^^;)

気が付いてからは、母が自ら何かしようとしている時はそのままやってもらうようにして、できたことについて肯定するようにしています。

すると、母も嬉しいみたいで本当に少しずつですが自分でできることも増えてきました^^

今でこそ私も母とのコミュニケーションを大切にして話に耳を傾けるようになったし、精神科看護を通してうつ病のことも分かるようになってきました。

ですが、母がうつ病になった当初は私も中学生だったのでともかく、お恥ずかしい事に、看護師になってしばらくした頃でも私は母のうつ病のことについてあらためて知ろうとはしていなかったです。

その時の看護師の仕事の中で必要な病気や処置の勉強していたのに、自分の大切な家族の病気については何故か知ろうとしなかったのです。

母がうつ病になったことをきちんと受け入れて向き合えていなかったのですね。

そして、いたわるというよりどこか腫れ物に触るような感じでずっと関わり続けていたのかもしれません。

母は「うつ病なのだから出来ない」「やってあげないといけないのだ」と思い込んでいたかもしれません。

また、同時に母を支援することで自分の価値を感じていたところもあったなぁと思います。

まとめ

うつ病のなり始めや急性期は無理せずゆっくり休めるようにすることが第一です。

回復の段階になっても決して無理はさせず、いたわる気持ちで接することが大切です。

けれどもずっとそれだけで良いと言うわけではなくて、思いやりつつも本人の治る力や出来る事を奪ってしまうことがないよう見守ることも必要だったなぁと思います。

その為には家族もきちんとうつ病を理解することはもちろんですが、適切な接し方を知るだけではなく、家族が互いに向き合っていくことが大切だと感じています。

うつ病の家族を支える上で大切なことを自分なりにまとめてみました。

・うつ病を正しく知る

・状態を見極めてその時に応じた対応をする

・思いやりといたわる気持ち

・本人の力を信頼して見守る

・自分と家族に向き合う

「うつ病を正しく知る」と「状態を見極めて関わる」というのは、なかなか家族だけでは難しいので、やはり医師を始めとする支援者に相談してサポートしてもらうことも大切です。

これは、たとえ自分自身が医療従事者でうつ病の患者様への関りを多く持っている人であっても、いざ自分の家族となるとやはり客観的に観られないことがあります。

ですから、信頼できる第三者の力を借りることはとても大切だと感じています。

この記事は私個人の体験や気付きなども含まれており、それらは必ずしもうつ病になっている人全てに当てはまるものではなく、家族の状況によりさまざまな違いはあるかと思います。

ですが、読んで下さるあなたにとって少しでも参考になれば幸いです。

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