うつ病になった家族との接し方に悩んで疲れてしまったあなたに伝えたい7つのこと

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家族がうつ病になると、接し方は本当に悩むところだと思います。

文献などを読むと、接し方の注意点が本当にたくさん書いてありますよね。

頭では何となく書かれていることが理解できても、実際には書いている通りに上手く接することができないことも多いのではないでしょうか。

私も母がうつ病になり、長い間接し方についてはものすごく悩んできました。

また、精神科看護でうつ病になっている人との関りをする時にも、学んだことが全てのケースに当てはまるわけでもないので、どう接するのが良いのかといつも考えていました。

その経験を通して、「うつ病になった家族への接し方で大切な7つのこと」にたどりついたので、ここに綴りたいと思います。

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急性期はとにかくゆっくり休ませる

うつ病の症状が最も重い急性期の時期は、

「とにかくゆっくり休ませる」

というのがやっぱり一番大切です。

個人差はありますが、最も急性期の状態の時は話をするどころではないんですよね・・・

私の母の場合、もう何もしゃべらなくなりました。

全く動かなくて、食事も摂らないのです。

ここまでの状態ではなくても、混乱していて判断力も低下しているような状態だったり、ものすごく感情が不安定な状態などでは、まず休息が第一です。

ですから、家族や身近な人は、本人が安心して休める環境を整えることが大切ですね。

たとえば、

・考えさせるような内容の話をを本人にしない

・静かに休める空間つくり

・本人がしている役割を代行する

・仕事をしている人であれば、職場と本人の間で調整する

などがあるかと思います。

治すのは本人であることを忘れずに

これはですね、私は少し母にいろいろとアドバイスをし過ぎたなぁ・・・と思ったので書きました(^-^;

家族は、うつ病についていろいろ情報を得ると、はやく治ってほしくていろいろ本人にアドバイスしてしまうことがあると思います。

その気持ちは本当によくわかります。

治すのは本人だと理解しているつもりでも、ついつい熱が入ってあれこれアドバイスをしてしまうんですよね。

で、それが1人ならまだしも、家族の中で意見が違っていて、四方八方から「ああした方が良い」「こうした方が良い」と言っているご家族も結構あります。

その状況に、ご家族も気が付いていなくて、うつ病になっている本人が振り回されてしまっているんです。

すると、だんだん自分の気持ちや考えさえもわからなくなり、どんどん混乱してしまいます。

また、どんなに「こうした方が良い」と思うことがあって一生懸命伝えても、やはり本人が治りたいという気持ちをもって、行動しないことには変わりません。

うつ病は、「これまでの考え方や生き方では苦しいですよ」ということのサインです。

なので、本人がうつ病から気付きを得て、考え方や生き方を見直していくことではじめて根本の部分から治癒していけるのです。

でも、それには個々のタイミングというのがあります。

ですから、家族としては少し歯がゆいところもありますが、「待つ」ということも大切なんですよね。

うつ病の人を支える家族もセルフケアを大切に

うつ病は、少しずつ上向きに良くなっていくわけではなくて、良くなったり悪くなったりしながら落ち着いていきます。

そして、うつ病になっている本人のさまざまな言動に、身近な家族は気持ちが振り回されてしまうこともあるでしょう。

私もよくありました。

「だいぶ楽になってきたわ。ありがとう。」など言ってにっこり笑顔を見せてくれたと思って安心していたら、一晩寝て朝になるとものすごい表情になって、「死にたい・・・」といったり(^-^;

母が一番不安定だった時、私は中学校から高校に上がる、まさに受験の時でした。

ですから、私自身気持ちが不安定で、そこに母も不安定なので一緒に不安定でおろおろしていたのです。

でもそうなると、家族みんなで共倒れ状態になってしまいます。

家族の誰かがうつ病になると、他の家族も疲れてうつ病あるいはほかの精神疾患になってしまうケースが結構多いです。

そして、うつ病になってい人に意識がいくので、家族は自分のことが後回しになったりもします。ですから、時に家族の人自身の心や体は大丈夫か目を向け、ケアしていくことが大切になります。

話せる友人などがいれば話を聴いてもらうのも良いし、専門のカウンセリングなどを利用するのも1つです。

↓ストレスケアについては、こちらの記事も参考にしてみて下さい。

ストレスが心身にもたらす影響と対策

家庭内で抱え込まず、時には外部で助けを求める

医療や福祉関係の人でもなく、はじめて家族や自分がうつ病になった時などは、どんな医療や福祉支援があるのかよくわかりませんよね。

医師の受診の時に、医師がさまざまな情報提供してくれる場合もあるのですが、それって結構まれだと思います。

精神科だけの病院は、入院した場合退院後のことも含めた支援に力を入れてるところも多く、精神保健福祉士などが在中していて、自宅で安心して過ごすための社会的な支援について相談にのってもらえます。

私は精神科訪問看護で、デイケアや、地域支援センター、市役所の障害福祉課、保険センター、社会福祉協議会など、さまざまな機関の支援者との関りがありました。

日中の活動の場の提供や、個々の好きなことや能力を引き出すプログラム、家族会、ヘルパーサービス、手続きごとに必要な書類の作成の支援、金銭的な問題の支援など、いろいろなことされています。

↓どんな支援があるのかはこちらが参考になると思います。

こころの健康サポートガイド

家族の中だけでは解決しないことも、専門の支援者の客観的な意見を聞いたり、数ある支援を上手に活用することであっさり解決する問題も結構あるものです。

また、第三者に入ってもらうことで、家族の間の風通しが良くなります。

もちろん、医療・福祉支援者との信頼関係あってこそなんですけどね。

でも、何も支援を利用していなくて何か困っていることがあれば、一度相談市の福祉課や精神保健センター、社会福祉協議会に相談してみてはいかがでしょうか。

良い悪いの判断はおいといて、相手を認め受け入れる

家族がうつ病になると、最初は受け入れられなくて「なんで?どうして?」と原因を追究したくなるかもしれません。

「しんどい・・・食べられない。」とか「あれができない、これができない」など、うつ病になっている人が何か訴えると、すかさず「大丈夫よ!気の持ちようやで!」など返したくなるかもしれません。

また、これまで気合で何でも乗り越えてきた、というような人は、「自分や家族がうつ病になることなんて受け入れたくない」と感じる人もいますよね。

別にそれが悪いというわけではないんです。

ただ、受け入れてしまった方がたぶん楽です(^-^;

また、誰かが自分の存在をまるごと受け入れてくれているのがわかると、すごく心強いものですよね。

自分の想いや考えていることを話して、間髪いれず意見を言い返されたり、それは違うと否定されたら、想いを話すのが恐くなりませんか?

恐くなるまでいかなくても、何となく気分の良いものではないと思います。

でも反対に、自分の想いや考えにきちんと耳を傾けて受け入れてもらえると安心して話せるし、存在を認めてもらえてると思えますよね。

きちんと話を聴いて受け入れてくれた後に、相手が自分とは違う意見を口にした場合には、「ああ、そういう考え方もあるんだね」と落ち着いて聴けるのではないでしょうか^^

「良い悪いの評価をせず、まずは相手を認めて受け入れる」

これは全てのコミュニケーションを、円滑で心地よいものにしてくれるすばらしい方法です。

本人を信頼し、期待はしない

家族や友人など身近な人が病気になると、「早く良くなってね」など気軽に声をかけることがあるかと思います。

もちろん言った人に悪気はなくて、本当に心からそう願っている優しい気持ちなのだと思います。ですが、うつ病になっている人にとっては、大きなプレッシャーになることがあるんですよね。

また、少し症状が軽くなってきてできることが増えていくと、その様子をみた周りの家族は「もっと、あれもこれも」と期待してしまうことがあります。

ですが、うつ病になる人は(従来型の)、もともとはすごく頑張り屋さんだったり、なんでもきちんと完璧にしていたような人が多いです。

気立てが良くて、リーダー的な人も多いです。

優しくて、細かいことにも配慮ができたり。

でも、「そんな何でもきちんとしてきたような人が、今はしたくてもできないような状態になっている」ということなんです。

そこを理解して、「期待はしないけれど本人のことは信頼して、待つ」という姿勢は大切だと思うのです。

身近にいる家族は焦るし、そろそろ・・・とはがゆくなることはあるんですけどね(^-^;

干渉し過ぎず、距離を保って温かく見守る

これも私は、母にいろいろやり過ぎたと思っているんです。

↓このことについては、こちらに詳しく記載しています。

うつ病の家族への支援について。もしかして家族が本人の力を奪っている?! 

干渉というか、「安心して気持ち良く過ごさせてあげたい」って思うんですよね。

また、正直「自分でした方が早い」って思ってしまって、母が何かするのを待たずに自分でさっさと済ませてしまうということがありました。

でも、母のやる気とかできることを、知らず知らずに奪ってしまっていたのです。

そのことに気がついたのは、もうだいぶ時が経ってからでした。

うつ病になると、行動がゆっくりになることもあるし、見ていてイライラするようなこともあるかもしれません。

ですが、本人が自然な流れで何かしようとした時が、静かに温かく見守ることは大切なんですよね。

また、うつ病の人がしてくれたことが、時に中途半端に感じることもあるかと思います。

手直ししたくなることもあるかもしれませんが、少々のことはOKとすることも大切です。

家族が温かい目で見守ってくれているのがわかると、うつ病になっている人にとってそれほど心強いものはありません。

家では肩の力を抜いて安心して過ごせることは、うつ病の人の心と体を癒し自然治癒力を高めるのにとても大切なことなのです。

ここでは、うつ病になった家族との接し方で大切な7つのことについて述べさせていただきました。

ですが、うつ病と言っても個々に違うし、これが絶対正解ですよ、というのはないと思っています。

まずは、「うつ病になっているあなたのご家族のことをしっかり理解する」ということが何より大切だと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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