うつ病になりやすい人の特徴とは?精神科看護での気付き

うつ病になりやすい人の特徴とは?精神科看護での気付きうつ病のある人との関わり
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プロフィール

今、うつ病になる人はとても増えています。

 

また、以前と比べ、うつ病に対する認知が広がり、受診の壁が低くなり「うつ」と診断される人が増えたという点もあるかと思います。

 

ストレス社会と言われる現代。

うつ病とまではいかなくても、何かしら心や体の不調を感じている人は多いですよね。

 

 

ところで、うつ病になる人とならない人の違いって一体何でしょうか?

 

 

たとえものすごく大変だと思う状況にある人でも、うつ病にならない人もいます。

 

 

私は、精神科看護で、さまざまなうつ病の患者様と関わらせていただきました。

また家族をはじめ、プライベートでも、うつ病に苦しむ人との関りも少なくありません。

 

その関わりの中で1つ気付いたことがあります。

 

 

それは、うつ病になる人は、考え方に特徴があるということです。

 

 

 

 

思い込みの存在が、ものごとを複雑にして心をしんどくさせている?!

 

 

 

一般的に、うつ病になりやすい人の特徴としてよく言われるのは、

 

・まじめ

・几帳面

・頑張りやさん

・完璧主義

 

といったことがあげられます。

上記4点は、なんとなく理解できるような気がします。

 

その他、

・優しい

・思いやりがある

・明るく朗らか

・気立てが良い

 

という人も、うつ病になりやすいと言われています。

一見すると、すごく良い性格で、「こんな人がうつ病に?」と思う気もしますが、実は心のしんどさを無意識に隠している場合もあるんですね。

 

 

 

上記にあげた特徴の裏で共通すること、

 

それは、

「こうでなければならない」

「こうあるべき」

という思い込みが非常に強い、ということです。

 

 

だからと言って、うつ病にならない人には、思い込みがないのかというと、決してそんなことはありません。

 

人は誰でも、たくさんの思い込みがあり、自分の考え方や価値観というのがあります。

 

 

そして、それぞれの思い込みや、考え方や価値観というのは、これまでの人生の中でさまざまな体験をし、周囲の人からの影響を受け、いつのまにか身についたものです。

 

ただ、うつ病になりやすい人というのは、自分がもっている、

「こうでなければならない」

「こうあるべき」

 

といった思い込みの枠に、縛られる傾向がとても強いということなのです。

しかも、本人はそのことに気づいてない場合が多いのです。

 

 

 

 

うつ病になる人は、ネガテイブな感情に許可が出せない?

 

 

 

思い込みの枠に縛られると、考えがネガテイブな方向へといきがちです。

 

ところが、考えや感情を上手に自分の外に出すことができれば良いのですが、うつ病になる人は、上手く出すことができず、自分の中に溜め込む傾向があるのです。

 

 

「こうあるべき」といった枠は、自分に対してはもちろんですが、他人に対してもあります。

しかし、人に対して何か思うことがあっても、その想いを表現するのは苦手です。

 

 

私がこれまで関わったうつ病になった人々は、みなさんとても優しい人ばかりです。

仕事や家事など全てのことを一生懸命こなしてきた人が多いです。

物事をきめ細やかにみることができて、周囲の人を思いやれる人が多いです。

 

 

うつの症状が重い時は自分のことで精一杯になっていますし、この人はうつ病になりやすい人の特徴に当てはまらないなぁ・・・と感じるような場合もあります。

 

ですが、そのような人も状態が落ち着いてくると、

「すごく気立ての良い人なんやなぁ」

「がんばりやさんなんやなぁ」

「仕事一筋まじめにがんばってきたんやなぁ」

「みんなに好かれていたんやろうなぁ」

 

など、うつ病になる前の様子が見えてくるのです。

 

 

そして、同時にふとした会話の場面から、ある傾向も見えてくるのです。

 

その傾向というのが、思い込みの枠に、縛られやすい傾向なのです。

 

 

細かいことまで気配りができる分、人より神経を遣って疲れやすいです。

 

他の人が気に留めないようなことにも、「こうしなければならない」「こうあるべき」という思い込みが働き、苛立ちや悲しみなどしんどい想いが生じやすいです。

 

 

しかし、苛立ちや悲しみなどのネガテイブな想いを外に出すのは良くないと感じ、自分の中に溜め込んでしまうところがあります。

 

 

ネガテイブな感情をもつことや口にすることに、許可を出せないのです。

 

 

何故なら、その想いを表現することで、相手を傷つけるかもしれないし、その場の空気を悪くするかもしれないからです。

 

また、本音を出せば、嫌な人だと思われたり、嫌われるかもしれないという想いも・・・

 

そのため、苛立ちや辛さなど、人を不快な気持ちにさせるかもしない感情を感じることさえも駄目なことだと考えます。

 

そして、自分の中に感情を押し込めようとして、もがき苦しみます。

このような状態が続けば、うつ病になるのも無理はありません。

 

 

 

思い込みが多いのが、悪いわけではありません。

また、人を思いやり、細かな気配りができることも素敵なことだし、このような人がみんなうつ病になると言っているのではありません。

 

 

ただ、もし今どこか無理をしていて、心がしんどいと感じることがあるようなら、一度ものごとの捉え方や考え方などを見直してみるのが良いかもしれません。

 

 

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最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

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