ニキビや吹き出物の予防や対策を考えているのならば、アロマテラピーによるスキンケアが強い味方になってくれます。
ローションの代わりとして肌に塗布したり(アロマローション)、マッサージで血行不良を改善したりとアロマセラピーの方法は様々で、毎日のスキンケアに取り入れられるのです。
そもそもニキビと吹き出物の違いは何?
10代の思春期の頃にできるものをニキビ、20代以上になってからできるものを吹き出物とか大人ニキビと呼んだりしますが基本的には違いはほとんどありません。
毛穴には皮脂腺というものがあって皮脂が分泌され、刺激や乾燥から肌を守ってくれます。さまざまな原因により皮脂がスムーズに毛穴の外へと排泄されなくなるとニキビへと繋がります。
皮脂が毛穴の溜まった状態は白ニキビ、毛穴の中で固まっている皮脂が外気に触れて酸化すると黒くなります。この黒くなった状態が黒ニキビです。そしてそのまま固まった皮脂が詰まったままで菌により毛穴やその周囲が炎症を起こした状態を赤ニキビと言います。さらに炎症進んで、膿まで溜まった状態は黄ニキビです。
ニキビが炎症を起こして化膿し、赤ニキビや黄ニキビへと症状が進行しているのならばセルフケアではなく、皮膚科を受診して抗生物質やステロイド剤を処方してもらった方が良いかもしれません。
しかし、どのような医薬品でも何かしらの副作用など弊害がありますので注意が必要です。
以下ではニキビや吹き出物に効果的な精油を幾つかご紹介しているので、塗り薬に頼る前に一度使ってみるのも良いかもしれません。
ニキビや吹き出物のケアにおすすめの精油は?
ティートリー:強い抗菌作用を持っていてニキビの原因となるアクネ菌を殺菌してくれる
ラベンダー:鎮静効果があるので精神的なストレスで肌荒れを引き起こしている方におすすめ
ゼラニウム:肌の若返りのためのスキンケアとして取り入れるのが適している
シダーウッドアトラス:皮脂の過剰分泌によるオイリー肌で悩んでいる方におすすめ
プチグレン:爽やかでフローラルな甘さの香りが特徴でニキビや傷跡の改善におすすめ
フランキンセンス:血液をサラサラにする造血作用を持っている
サンダルウッド:肌を柔らかい状態で保って潤いを与える効果がある
ユーカリオイル:強力な抗菌作用や抗炎症作用を持っている
上記のような精油の使用が適しており、既に形成されたニキビへのケアだけではなく予防としても活用できます。
ニキビの予防としてはマッサージやアロマバスで有効成分を取り込む皮膚からのアロマテラピーがおすすめで、長期間に渡るスキンケアによって美肌の維持に繋がるはずです。
炎症を鎮めてニキビが直ぐになくなるという変化は得られませんが、植物の力で自然治癒力を上げて新たな肌トラブルが引き起こされないような状態することが期待できます。
ただし、エッセンシャルオイルは植物を水蒸気蒸留法や圧搾法で抽出しており、濃縮されているので皮膚にそのまま使用するのは刺激が強すぎて危険です。
既に肌荒れが引き起こされている状態に原液を垂らすと炎症が加速する恐れがあるので、マッサージや化粧水として使う場合はキャリアオイル(植物油)で薄める必要があります。
敏感肌の人ほど肌トラブルに繋がりやすいので、不安な方は最初にパッチテストを行って痒みやかぶれといった異常がないかどうか確認してみてください。
最近はニキビができることもあまりなくなりまましたが、以前は結構ニキビに悩まされていました。ラベンダーについては直接皮膚に塗ることもできる為、私はよくニキビの出来はじめに綿棒に少しラベンダーを垂らして、ニキビにちょんちょんとつけたりしていました。そして顔を清潔にして、よく眠るようにすると気付いたら治っているということも多かったです。
精油は非常に濃縮されているので、肌ケアに使用する場合特に使用方法には注意が必要ですが、適切に使用すると本当に肌ケアにもとても活躍してくれます。
もちろん食事や睡眠など基本的なことは大切にした上で、効果的にアロマテラピーを取り入れられると良いですよね☆