うつ病の友人との関係がめんどくさいと感じて葛藤しているあなたへ

うつ病の友人との関わり方

大切な友人がうつ病になって辛い時、なんとか力になりたいと思いますよね。

ですが、親身に関わっているうちに、気づくとその関係が苦しくなっていた。

もしかしたら、この記事を読まれているあなたも、そうお悩みなのでしょうか。

・私のさっきの対応はあれで良かったのだろうか

・もしかして、私が関わることで、かえって友人の状態は悪化しているのではないか?

・本当は距離を置いた方が互いの為ではないのか?

・断ったら友人を見放すことになるのだろうか?

・大切な友人が困っているのに疲れたなんて、私は冷たい人間なのだろうか…

こんな風に、いつも友人のことが頭の中をぐるぐるしているとしたら、ちょっと苦しいですよね。

大切な友人が辛い状況になっているのであれば、思い悩むのは無理もありません。

私自身も経験があり、とても悩みました。

そして、精神科看護師の経験や知識や私自身の体験を振り返り、関わり方において1つのある考えに至りました。

どう関わるのが一番良いかという答えはありません。

ですが、あなたが少しでも心が軽くなり、方向性が見えれば幸いです。

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うつ病になった友人との関係に疲れるわけとは?

うつ病になっている友人との関係で疲れたり、正直めんどくさいなと思ってしまうというお悩みは実際結構あります。

とは言え、うつ病になっている人との関係が全て疲れるものだということはありません。

状態の違いや、背景の違いなどもあります。

ただ、関係に疲れたと悩んでいる人のお話を聞くと、1つの共通点がありました。

それは、

「関係が近くなり過ぎている」

ということ。

大切な友人が辛い状況にあるわけです。

なので、なんとか力になりたいと思うのも無理はありませんし、決して悪いことではありません。

ただ、あまり近くなり過ぎると、お互いに関係が苦しくなることがあるのです。

具体的にみてみましょう。

1、連絡が頻繁になりメールなどのやりとりが延々と続く

うつ病でもとことん状態が落ちている時は、人と話どころではなくなります。

しかし、なりかけの時や、少しエネルギーが戻りつつあるような時、誰かに話を聴いてもらいたくなることも多いです。

大切な友人の相談であれば、話をできるだけ聴いてあげたいと思う人もすくなくないはず。

ところが、徐々に連絡がくる頻度が増えて、密になってくるということがすごく多いのです。

また、最近は、電話や直接会う他に、メールやラインなどもあります。

ですが、メールやラインはちょっと特殊。

スマホ

例えば、電話や直接会う場合は、時間的な区切りがあります。

でも、メール特にラインなどは、終わり時がよくわからないこともありませんか?

なんとなく、ずるずるといつまでも続いてしまったり・・・。

2、病気が悪化したら…と思うと心配で応じてしまう

繰り返し頻繁に連絡が入ることもあるけれど、こちらにも生活があります。

なので、すぐ対応ができないこともありますよね。

また、やりとりが密になり過ぎている場合、あえて距離をもちたいと思うこともあるでしょう。

ところが、「とてもしんどい」「苦しい」といった内容がメールなどで送られてくると、自分が対応しないことで状態が悪くなったらどうしようと思うこともあるんですよね。

そう思うと、ついつい無理して対応してしまうことも・・・

電話で話す女性

3、アドバイスを求められるけど答えると否定される

いろいろ悩みや辛い思いを聴いていると、つい何か言いたくなることだってありませんか?

仕事で支援者として関わる場合、一定の距離を保ち、客観的に対応が可能です。

ですが、友人となると、どうしても感情が入ってしまうんですよね。

「どうしたら良い?」など聞かれれば何か答えなくてはという気もちにもなりますし、なんとか良い方向にと思うので一生懸命に答えます。

ところが、何を伝えても、否定をされてしまう。

それがたまにならともかく、関係が密になってくると、だんだんイライラしてしまうこともありますよね。

4、何気ない一言のつもりがとんでもない展開に

健康な時であればあり得なかった反応が返ってくることがあります。

例えば、ほんの些細な一言が、予期せぬ地雷に、激しく混乱させてしまうようなことも。

健康な状態でも、そういうことはあるものです。

ただ、うつ病になっていて不安定な状態の場合特になのですね。

うつ病になるとその状態にもよりますが、とても不安定で考えもマイナスになりがちです。

それが病気の症状の1つでもあるので仕方ありません。

ですから、全く意図しない伝わり方をしてしまうことがあるのです。

また、メールやラインの場合、相手の表情や口調などがわかりません。

なので、こちらとしてはいつも通りなのに、きつく受け取られてしまうこともあるんですよね。

うつ病の友人との上手な付き合い方は?大切な人だからこそ離れて見守る

大切な友人が困っているのではれば、出来る限り力になりたいと思う人も少なくないでしょう。

うつ病になった友人との付き合い方に、これが絶対というものはありません。

ただ、大切な存在だからこそ、私は適度な距離を保つということはすごく重要だと考えています。

友人へのアドバイス

ここがくずれると、お互いにとても苦しくなるんです。

ここでは、距離が近くなり過ぎると苦しくなる理由と、上手な対処法について述べたいと思います。

1、距離が近くなり過ぎるとお互い苦しい

友人として、心に寄り添いたい、力になりたいという気持ちで関わるかと思います。

ですが、なんの制限もなく熱心に関わり続けていると、距離が近くなり過ぎてしまいます。

こうなると、どうしてもお互いにしんどくなってしまうことが多いんです。

もちろん、心の距離が近いのは悪いわけではありません。

ただ、近くなりすぎると、たとえ好きな相手であっても、関係が苦しくなることがあるのですね。

なぜなら、相手と自分の境目があやふやになり、

「相手の領域に踏み込みすぎてしまう」

からなんです。

自分が「こうあるべき」と思うことをが、当然相手もそうだという意識が出ます。

相手を自分の思う通りに当てはめたくなったり、感情移入して相手の苦しさを自分が背負ってしまうことがあるのです。

専門知識を有する経験豊富な医療関係者やカウンセラーでも、うつ病になっている人とプライベートで密な関りとなると、なかなか難しいものです。

ですから、基本的にはクライアントさんとプライベートでの関わりは持たないのですね。

・時間や条件などのルールをある程度決めた中で関わること

・患者さん(クライアント)と支援者という関係性をくずさないこと

これらのことは、一見事務的な感じに思えるかもしれません。

ですが、適切な距離感、関係性を保つということは、治療効果を高める、クライアントさんを守ることにもつながるのです。

なので、できれば最初から少し距離をもって関わることがおすすめです。

2、最初にいろいろやり過ぎると後が辛い

最初のうちは、自分以外の友人にもある程度相談をしていることがあります。

ですが、だんだんと相談にのっていた人たちがうつ病になっている人と距離をあけだすことがあります。

そうなってくると、うつ病になっている人が頼りにできる存在が減っていき、親身に聴いてくれる人に集中し出すことも。

しかし、最初のうちは熱心に話に耳を傾けていた人も、長期にわたってくるとやはりしんどくなってきます。

友人のために、熱心に支えようとする人もいますよね。

私もそんなところがあります。

ところが、最初にいろいろやると、だんだんそれが通常になってしまうんですね。

すると、忙しいなどで対応できない時、心の状態が不安定になっている人にとってはとても苦しく感じます。

最初は、頻繁だったやりとりが減ってくると、相手は不安に感じたり、嫌われたと受け止めることがあります。

ですので、できれば最初から、あまりやりとりが多くならないようにしておいた方が良いでしょう。

健康な状態の時には、相手にも生活があるということも理解できます。

もちろん、うつ病になっていても、それは頭では理解できます。

ですが、あまりに心がしんどく不安定な状態の場合、相手への配慮まで気が回らないことも多いのです。

また、どうしてもマイナスな考えに行きがち。

ですから、お仕事や用事などで返信に時間がかかるが、心配しないでほしいことをあらかじめ伝えておくと良いかもしれません。

私はそうすることがあり、「事情を教えてくれていたので、返信がなくてもあまり気にならない」と言われたこともありました。

これは、相手にもよるかもしれませんが・・・

3、自分がいないと駄目な状態にはしない

うつ病でも、状態が落ち着いてくると、客観的に冷静に判断できるようになります。

ですが、状態が悪く不安定になっている時は、思考力、集中力、記憶力などが低下します。

また、ものごとを捉える時に、マイナスになりがちです。

情報や周りの意見にも振り回されやすく、いろいな情報が入ってくると、大変混乱します。

ですから、あまりいろいろと伝えても、不安定になっている人にはなかなかストレートに入っていきません。

というのも、上手く整理しながらメッセージを読んだり話を聞いたりすることが難しくなるからです。

また、内容をマイナスな方向で捉えたり、何かとても難しく捉えてしまうこともよくあります。

なので、たくさんやりとりをする中で、いろいろなメッセージ内容が頭の中でごっちゃになり、混乱させてしまうことも多いのです。

さらに、こちらのアドバイスや情報提供がないと過ごせない状態になったり・・・

ですので、情報提供やアドバイスなどは、極力控えメールでの長文もやめておいた方が良いです。

そうではなく、

「相手の思いに、ただ静かに寄り添う感じ」

がおすすめです。

具体的には、相手からのメッセージで一番伝えようとしていることを繰り返してみたり。

「今日○○に■■言われてしんどかった」
とかなら、

「そっか・・・■■言われてしんどかったんやね」

という感じでしょうか。

簡潔だけど、気持ちには寄り添うという感じでやりとりするのですね。

あくまで気持ちには寄り添うけれども余計なことは言わず、聴くに徹することが私は良いと考えています。

4、普通に接するのが案外難しい

うつ病になるまでの友人と、なってからの友人では随分違ってみえることがあります。

落ち着いている時は、本来のその人の姿がちらほらでてきますが、状態が不安定になっている時は、まるで別人のように感じることも。

また、ちょっとしたことに強い反応を見せることもあり、状態が急に不安的になることもあります。

ですから、少し腫れ物にでも触るかのような感じになってしまうこともあるかもしれません。

言葉一つにもかなり気を遣わなければならないと感じたり…

ですが、こちらのぎこちない気持ちは、相手に簡単に伝わるものです。

そして、うつ病になった人の多くは、こう言います。

「普通に接してもらえると嬉しい」と。

なかなか難しい部分もありますが、それは「うつ病」という病気に囚われているからかもしれません。

うつ病になっていても、なっていなくても、根本は同じ人間です。

何も変わらないんです。

5、近くなり過ぎた距離をどうあける?

うつ病になっている友人との関りは、適度な距離感を保つことも大事とお伝えしました。

ですが、それができていれば今頃悩んで、この記事を読まれていないですよね。

では、近くなり過ぎて関係性がしんどくなってしまったら、どう距離をとっていけば良いのでしょうか?

1つは、じわじわっと距離をあけていくという方法がお互いに無理はないかもしれません。

ただ、時間がとてもかかるんですね、それだと。

そして、結局元通りになったり。

ですから、少し距離をもちつつ関わりたい旨は、正直に伝えても良いと思うのです。

ただし、伝え方は考える必要かあります。

うつ病になっている人は、その状態にもよりますが、どうしても物事を否定的に捉えがちです。

ですから、こちらとしては全く意図していないことが、驚くほど悪い方向に捉えられてしまうということも本当に多々あります。

そして、信頼していた人に見放されたような気持になって、あなたに対して苛立ちを感じてしまうこともあるかもしれません。

しんどい最中は、視野も大変せまくなり、多方面から物事を捉えることが大変難しいです。

病気になる前は、非常に周りのことを考えて理性的に人との関りができていた人も、病気によりそれができなくなっていることが多いのです。

ここで大切なのは、

「見放すのではなく、ちょっと離れて、友達の治るチカラを信頼し温かく見守る」

という姿勢を忘れないことです。

ここをおさえた上で距離をとることは、お互いのためにも私はとても重要だと私は思います。
大切な存在だからこそ、程良い距離で温かい気持ちで見守るのです。

終わりに

大切な友人がうつ病になっていれば、できるだけ力になりたいと思う人も多いでしょう。

しかし、うつ病などで不安定な状態にある人を支えるということは、想像以上にエネルギーのいることです。

あなたにも生活があります。

悩みだってあるかもしれません。

なので、無理して密に関わり続けてしまうと、あなた自身も心がつぶれてしまう可能性もあります。

直接何かすることだけが、支援ではないんですよね。

大切な友人だからこそ、少し距離をおいて見守ることも大事なのではないでしょうか。

参考になれば幸いです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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